個人事業主のエンジニアが年収1000万円を稼ぐ原則とは

年収をアップするための原則

以前の日本で多く見られた年功序列制のような制度の下では勤務年数とともに収入も上昇していくのが当たり前でしたが、今ではそういった制度は崩れてきています。そのため年収をアップさせるためには勤続年数以外の面での努力が必要になってきます。ここでは個人事業主のエンジニアとして収入をアップするための原則を紹介していきます。

キャリアを上げよう

高収入を得るための第一のポイントはキャリアを上げるようにすることです。では自分のキャリアを上げるためにはどうすればいいのでしょうか。
知識を磨き経験を積んでスキルを上げるといったことは、エンジニアの専門性を高めることになります。これは非常に重要なことですが、エンジニアがキャリアを上げるためにはそれだけでは足りないのです。高めた専門性を背景にして、プロジェクトやビジネスを動かすような力を身に付けることがキャリアを上げるためには必要になります。そのためには、管理能力やコミュニケーション力、教育できる能力、ビジネスアイディアを具体化していく力をつけるなど、様々な能力を高めていく必要があります。
とくにコミュニケーション力は重要です。人を管理していくわけですから、そのためには人とのコミュニケーションは欠かせません。新人らを教育するためにも、あるいはプロジェクトを動かしたり情報を発信するためにもコミュニケーション力が必要になるのです。また、ビジネスに対する考え方をしっかりと持ち、成功までの過程をしっかりと浮かべられることも重要になります。これらは自分のキャリアを上げるために非常に重要なことです。

交渉力を高めよう

高収入を得るための第二のポイントは、交渉力を高めることです。交渉力を高めることで仕事を回していけるようになります。交渉力を高めるにはやはりコミュニケーションの力を上げることが重要になります。
コミュニケーション力の大切さは前項でも紹介した通りです。中にはコミュニケーションがどうも下手だという方もいるでしょう。交渉力を高めて高収入へと繋げるためには、コミュニケーション力のアップは避けては通れません。苦手な営業の部分だけは他の人にまかせるということもできますが、そこでコストがかかってしまいますので、自分で交渉力を高める方法を紹介しましょう。
コミュニケーションが苦手な人が交渉力を高めるためには、会話のパターンをあらかじめ考えておくという方法を取ることが有効です。相手との打ち合わせや契約の際、コミュニケーションは欠かせません。このコミュニケーション（会話）の形をよく見ると、似たような形が繰り返し出てくることに気付くかと思います。ですから会話をあらかじめ想定して、こういったケースではこう返答するといったように、ある程度のパターンを作っておくことをおすすめします。直接相手と会って契約や交渉を行う場合は、想定した返答のパターンをあらかじめ準備しておき、それに沿って相手に確認を取りながら会話を進めていけば交渉がスムーズに進むはずです。それを繰り返すことで次第に交渉力は高まるでしょう。